ボロ戸建ての伝道師やっさんセミナーに参加して来ました。

こんにちは、サラリーマン兼業大家のTaira(@taira_note)です。少し前の話なのですが、2019年9月16日に富山で行われたやっさん(@yassann_blog) のボロ戸建不動産投資セミナーに参加しました。そこで学んだことを整理しました。

セミナーの内容を簡単に言うと

「不動産賃貸業を続ける為に大切なことがわかるセミナー」です。やっさんがご自身のトライ&エラーの成果を金額や利回りなどの沢山の数字情報を交えて丁寧に説明をしてくれたのですっきりと理解することが出来ました。

講師はどんな人?

やっさんはサラリーマン時代に苦労した経験から、家族を守るために不動産賃貸業を始めて大きな実績を上げられている不動産事業家です。現在は専業大家としてブログ(不動産 夢の実現の日々 やっさんブログ) やYoutube(やっさんブログ )で情報発信をされています。特にYoutubeは今回セミナーとほぼ同じ内容の動画が多数公開されているのでぜひご覧になってください。有料級の情報の宝庫です。そのためブログでは主にやっさんの考え方にフォーカスを当てます。

セミナーの主なトピック

  • 不動産賃貸業を始める為に行ったこと
  • 物件の探し方について
  • 物件を購入する前に調べること
  • 所有物件の利回りについて
  • 失敗から学んだ教訓について

学びになった点

  • 不動産賃貸業を始める目的を明確にすること
  • 誠実であることの大切さ
  • 仮説と検証を重ねること
  • 行動を続けることの重要性

不動産賃貸業を始める目的を明確にすること

やっさんは不動産賃貸業を行う目的が明確でした。それは家族との幸せな生活を送ることです。やっさんはサラリーマン時代にブラック企業で働いており、とても苦労されています。なんと手取り17万円で奥様とお子様二人の家族を養っていたそうです。当然生活は苦しく、やっさんは「お祭りで子供に焼き鳥を買ってあげるかどうかで迷ったことがとても心苦しかった」と述べています。子供に屋台の焼き鳥を買うことすら躊躇ってしまう生活を変えたい。やっさんは目的(家族との幸せな生活)と目標(経済的ゆとりがある状態)、手段(不動産賃貸業)が極めて明確で、これが行動の源泉になっています。

やっさんは目的が明確

目的を明確にすることは重要だと改めて思いました。理由は不動産賃貸業では大変な事が多数起こるからです。ボロ戸建をDIYリフォームをする場合は特にそうです。体力的、時間的に安くはない対価を要求されます。そうした苦労を乗り越えるには高いモチベーションが必要で、その為には明確な目的が欠かせないと思います。「豊かな生活をしたいなあ」という願望と「豊かな生活を必ず手に入れる」という決意の決定的な違いを、やっさんの話を聞いて理解することが出来ました。

やっさんはwhyの掘り下げを徹底してされています。何故その物件を買う/売るのか、その方法なのか理由を言語化されていました。物件売却する際も、やっさんは高く売れるという理由だけでは売却は行っていません。その物件を売却して生まれるキャッシュを使う目的があって始めて物件の売却を検討されています。他の洗練された投資家の方々と同じで、やっさんもまた自分の頭で考え抜くことを徹底されています。

誠実であることの大切さ

やっさんは誠実な方だとお会いしてわかりました。理由は二つで、一つがセミナー参加者への配慮が完璧だったこと、二つ目がご家族からの信頼を得ていることです。 このことがやっさんが不動産賃貸業で飛躍した要因だと思います。

やっさんはセミナー参加者が復習しやすいように配慮をされていました。PowerPointスライドは全て写真撮影OK。そこで写真を撮ろうとしたら「まだ表示する内容があるので、写真を撮るなら後のほうがいいですよ」という一言。セミナー参加者への配慮が素晴らしかったです。

やっさんはご家族に対しても誠実に接しています。根拠はご家族から信頼を得ているからです。実際に一棟目の物件を買うときは奥様の貯金を購入資金に当てられています。家族に高い信頼残高があることがわかります。やっさんは「不動産とはどういうものか、何の為に不動産賃貸業を行うのか」ということを奥様にしっかりとご説明されたそうです。この話はYoutubeで公開されている妻の反対をどう乗り越えた?不動産投資妻に聞く!旦那が大家になって家庭はどう変わった?をぜひご覧ください。奥様の話が心に刺さります。

やっさんは不動産仲介会社や管理会社へも同じように接しています。実際に不動賃貸業で成果を出し続けているので、やっさんが良い物件を買い続けることが出来ているのは、人と人のコミュニケーションが丁寧であることだと分かります。Youtubeだと 【大家になりたい方】管理会社さんとの上手な付き合い方【⑤仲介業者さん】味方につける3つのポイントです。

相手の考えを尊重することがやっさんの信念であるように思います。 理由は他者を否定しないことがやっさんの言動に現れているからです。実は今回この記事を書くに当たってやっさんのYoutubeの動画を全て見直しました。恐らくやっさんご自身も無意識にだと思うのですが、動画の中で「これが正しいとは限らないけど、自分の場合は○○だった」という言い方をやっさんはよくされています。自分と異なる考えの人を否定しない思いやりが見て取れました。

仮説と検証を重ねることの大切さ

やっさんの強さの一つは仮説立案と検証プロセス(PDCA)を何度も回していることです。 やっさんは失敗した理由、上手くいった理由、買った理由、売った理由などほぼ毎回振り返りを行っていました。不動産賃貸業に失敗は付き物ですが、やっさんは行動した後の結果は失敗であれ成功であれその都度検証して学びを引き出していました。行動した数だけ学習していく改善力が凄かったです。

要因を言語化されています

具体例の一つが物件購入価格の決定です。やっさんは良さげな物件を見つけると、まずそのエリアの想定家賃と狙う利回りを元に物件購入に出せる金額を計算します。そして内見前にリフォーム費用も、ご自身の経験を基に見積り金額を計算されています。つまり仮説の立案を行っています。そこまで準備してから現地まで行きます。

現地では仮説(見積)の検証(答え合わせ)を行っています。仮説を立てて検証を行っているので、物件を買えても買えなくても次に向けて検証して仮説の精度を上げることが出来ます。しかも購入出来た場合はこの見積書をそのまま工事業者に渡せるというメリットが生まれます。洗練されすぎていて恐ろしいです。Youtubeの【戸建て投資】実例紹介で不安解消して頂きたい!【不動産投資】戸建て検索の際意識している3つのポイントでほぼ同じ内容が説明されているのでぜひご覧になってみてください。 やっさんが何度もトライ&エラーを繰り返しながら不動産賃貸業を拡大してきたことがよくわかりました。

行動を続けることの重要性

やっさんは「まず行動することが大事」と述べられています。また「結果を出すことだけに捕らわれずベストを尽くすことが大事だ」とも仰っていました。 その理由は不動産賃貸業で失敗を避けることは出来ず、それでもそこから学習を引き出す必要(結果が出なくてもトライ&エラーを繰り返す必要がある)があるからです。

やっさんはご自身が強い不安に駆られながら行動してきたように思います。理由はやっさんの言動を見るとこれから不動産賃貸業を始めようとしている方の不安を取り除くことがモチベーションになっているからです。やっさん自身が一歩を踏み出した後の不安を知っているからこそ、勇気を出して一歩を踏み出した人を応援してくれているのだと思います。また築古戸建てはなかなか良い物件には出会えません。心が折れそうになることもありますが、それに対してもやっさんは背中を押してくれています。Youtubeの【不動産投資】ネットで850件検索した結果、何件買えた!?で説明されています。

やっさんは仮に不動産投資を最初からやり直せるとしても失敗した物件を含めて同じ物件を買うそうです。理由は失敗から学んで来たことが沢山あるからです。同じ物件を買うという言葉は今回のセミナーで私に一番刺ささりました。セミナーの最後のスライドは「行動しよう。恐れるものは何もない」という内容で、非常に勇気付けられました。

まとめ

非常に学びがあるセミナーでした。特に利回りや売却益といった数字の開示情報が多く、きっちり言語化されているので復習がやりやすかったです。さらにYoutubeに動画があるので掘り下げて学習することも出来ます。私自身がYoutubeで動画を公開をしているので感じることですが、動画一本を作るのは相当な量のエネルギーを消費します。特に学習コンテンツは台本や資料を用意するのが大変なはずです。やっさんの動画を見ればいかにご自身のノウハウを(手間を割いて)惜しげもなく提供しようとされているかがわかります。ノウハウだけなく大家としてあり方を学ぶことが出来た素晴らしいセミナーでした。やっさん、本当にありがとうございました。