極東船長プレゼンツ「元サラリーマン大家さんボロ戸建ての伝道師セミナーin北海道」に参加して来ました。長岡wayさん編

こんにちは、兼業大家のTaira(@taira_note)です。 2019年8月18日に北海道で行われた長岡wayさん(@way40074189) とルイさん(@yuuto_oorui)のボロ戸建不動産投資セミナーの感想をまとめました。 今回は長岡wayさん編です。※ルイさん編はこちら

セミナーを簡単に言うと

「ボロ戸建を安く購入するために大切なことがわかるセミナー」です。こう文字にすると伝わりづらいと思うのですが、学びはとても多かったです。

講師はどんな方?

長岡wayさんは2013年から不動産投資を始められ、2017年にサラリーマンを卒業して専業大家となり、現在は戸建14棟、アパート4棟17世帯、更地2筆を所有されており、家賃年収1800万円を達成された不動産投資家です。ボロ戸建をマイナス80万円(売り主から80万円をもらって土地と建物を引き取る)で買い付けるなど驚異的な利回りを実現されています。

現在は緊縛大家むらさきの女王様(@aoitokyobay)とコンビを組み、長岡ロープウェイズとしてもご活動されています。

セミナーの主なトピック

長岡wayさんの主なトピックは下記の通りです。

  • 不動産を始めたキッカケは将来への不安
  • 貯金をするコツ
  • 不動産投資で失敗したこと
  • 物件のリフォーム方法

良かった点

その中で特に学びがあったのは下記の点です。長岡wayさんの強みはコミュニケーション能力にあります。そのことがよくわかる内容でした。

  • 物件を安く購入する為に大事なこと
  • 自分を信じて行動を続ける意志の強さ
  • 失敗エピソードを聞けたこと
  • 緊縛大家むらさきの女王様の緊縛ショー(懇親会)

物件を安く購入する為に大事なこと

大事なのは不動産仲介会社の方と良好な関係を築くことです。当たり前のことだからこそ、相手と関係を築いていくアプローチの方法を知ることは参考になります。理由は自分が提示した買付価格を売り主に伝えてくれるのが仲介会社の方だからです。相手が誰であっても相手のことを考えて信頼関係を築く行動ができるかどうかが大事になります。そして長岡wayさんにお会いすると誰に対しても腰が低くサービス精神が旺盛な方だとすぐにわかります。

鬼の指値で買付をしても通らないことが多いです。その背景の一つに価格を売り主に伝える仲介会社の方の立場があります。仲介会社の立場からすれば、あまりに安い価格は売り主に伝えづらいからです。そのためwayさんはまだ物件を買ったことがない仲介会社の方とも飲みに行くなどして、親しくなることを心掛けています。

指値が通るかどうかは売り主に納得していただけるかどうかで決まります。買付証明書にリフォーム費用など指値の根拠を書いて説得力を上げることはもちろん大切だと思いますが、売り主に直接価格を伝える仲介会社の方と信頼関係を築くことができるか(熱意を持って売り主を説得してくれるかどうか)どうかが大きな鍵だと思います。

wayさんの言動には信頼関係を築くためのヒントが沢山ありました。 懇親会で各テーブルを回って、写真撮影の依頼や質問に丁寧に応じることはもちろん、参加者の飲み物まで気配りをされていました。節々から参加者の方を楽しませようという配慮が伝わってきました。

さらにwayさんは行動スピードも非常に速いです。駆け出しの頃は良い物件があれば土砂降りの雨の夜でも物件を見に行ったそうです。そして翌朝には不動産会社に買付を連絡していたとのこと。実際に自分でボロ戸建を探しても良い物件はなかなか見つかりません。私はその要因をボロ戸建投資のプレイヤーが増えたからだと思っていました。しかし最大の要因は行動スピードが速い方が物件を買っていることでした。

つまり行動スピードが他の人よりも速ければライバルが増えたとして良い物件を買うことは出来るのです。この強みはルイさんも全く同様で、スピードの速さは重要なファクターだとわかりました。相手と信頼関係を築くための努力と行動スピードの速さ。基本的なことを高い次元で実践しているのが長岡wayさんだと思います。

失敗エピソードを聞けたこと

wayさんは「失敗を繰り返してきたことを伝えたかった」と仰っていました。最初の物件は豪雪地帯だったため、入居者がつくまで雪下ろしに苦労されています。しかも客付けに約一年かかっています。その原因は営業努力不足で、物件を買った仲介会社に客付けを全部任せてしまいなかなか決まらなかったそうです。他にも冬に水道管を凍結で破裂させてしまったことや、高齢者が多い地域に物件を買ったときは、近所の方から「若い方が引っ越してくる!」と喜ばれてしまい賃貸に出すことを説明するのに気苦労されたことなど、沢山の失敗エピソードを聞けました。

結果を出すまでに失敗は必ず起こる。wayさんご自身が失敗を繰り返された体験談はとても参考になりました。DIYリフォームを前提にボロ戸建投資をするのであれば、失敗を前提とする心構えは必要だと思います。そして普通は隠したくなるご自身の失敗エピソードをオープンに語る誠実さも、wayさんが仲介会社の方と信頼関係を築ける理由であるように思いました。

自分を信じて行動を続ける意志の強さ

wayさんは目標達成への強靭な意志を持っている方だと思いました。不動産賃貸業を始めた当初、wayさんの周りには不動産投資に理解を示してくれる方が全く居なかったそうです。住まれていた地域は異端な事をすると白い目で見られてしまう地域で、心理的にとても苦しかったとのこと。しかもwayさんはごく最近まではたった一人で不動産投資を続けられていましした。

自分一人でも自分がやっていることが正しいと信じて行動を続ける。簡単に真似出来ることではないと思います。 数百万円のお金を費やすことではなおさらです。私はwayさんが高い結果を残された理由を理解すると同時に「長岡wayさんは正真正銘のドMなのか…」と開いた口が塞がらなくなりました。

この話はむらさきの女王様のnote「仲間は成長スピードとモチベーションを上げてくれる」で音声公開されています。ぜひ聞いてみてください。女王様のnoteは他にも長岡wayさんとの対談音声が多数公開されています。種銭を貯めるコツの話などとても参考になります。

緊縛大家むらさきの女王様の緊縛ショー(懇親会)

長岡ロープウェイズ
女王様と長岡wayさん(左側)

長岡ロープウェイズによる緊縛ショーは凄まじい盛り上がりでした。自分の常識が覆るというか、マインドブロックが崩れていくのを感じました。その様子が加藤ひろゆき先生のVoicy ルイ五十六世帯と長岡ロープWAYのセミナー8・18セミナーの後で。縛られてしまった人々。8月19日で公開されています。

まとめ

何回も書いていることですが、セミナーは得るものが多くあると改めて思いました。理由は二つあります。一つ目の理由はDo howを本で得ることは出来ない(Know howを得ることは出来ます)からです。不動産投資家の方の言動を間近で見て学べるものがあります。それは気配りの仕方であったり、雑談から感じられる考えの根幹あるものや、物事を捉える視点の高さ広さなど様々です。

二つ目の理由は同じ志を持つ不動産投資家の方々との出会いです。長岡wayさんは、たった一人で不動産投資を続けるというキツい状況を乗り越えられていますが、普通は心が折れそうになった場合一人だけで先に進むのは難しいと思います。少なくとも私はそうです。そんな状況で励みになるのはやはり同じ志を持った方々です。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」という言葉があります。サラリーマンとして給料をもらって生活することは一つの偏見だと確信しました。自分の常識の外側にいる方々と出会うこと。それが出来た点で、今回の北海道セミナーは得るものが多い内容でした。講師のルイさんと長岡wayさん、主催者の方々、参加された皆様、本当にありがとうございました!