こんにちは、サラリーマン兼業大家のTairaです。先日読んだふんどし王子(@fundoshiouji)の本に感動したので感想をまとめました。
この本を簡単に説明すると
「不動産投資への恐怖心を破壊するマインドブロッククラッシャー本」です。
著者はどんな人?
ふんどし王子は23歳から不動産投資を始めて31歳で年収1750万円を達成された不動産投資家です。 中学生のときにロバート・キヨサキ先生の金持ち父さん貧乏父さんを読んだことがきっかけとなり、高校卒業後に製造業で工場勤務をしながら、23歳から不動産投資を始めました。
良かった点
結論から言うと非常に役立つ本でした。理由は下記の通りです。
- 具体的な投資方法が書かれていること
- マインドブロックを破壊してくれること
- 不動産投資で上手くいく人といかない人の特徴がわかること
具体的な投資方法が書かれていること
まず良かった点は、サラリーマンが不動産投資を始める場合にどのように取り組めばいいか具体的な方法が書かれていることです。それも最初は小さく始めて次第に大きくしていく方法なので参考になります。その方法は下記の通りです。
- 少額物件で、かつ相場より安い物件を買う
- リフォームや家具付けをして、物件の魅力を上げる
- 入居者をつけて、物件の資産価値を上げる。
- 物件を売却して、手元のキャッシュを増やす。※①の買値より高値で売却する。
ふんどし王子は不動産投資を140万円の中古区分マンションからスタートしました。そして上記の①~④を繰り返すことで資金を増やすことに成功しています。この少額物件からスタートする手法は特に参考になりました。未経験から不動産投資を始めるときの不安や資金準備のハードルを一気に下げることができます。
また初期段階で法人を設立するメリットがわかりました。それは金融機関から融資を受けやすくすることと物件売却を容易にすることです。 法人として経営実績を積み上げると金融機関から高額の融資を引きやすくなります。家賃収入を増やそうと思ったら規模の拡大は必須だと思いますが、法人設立の具体的なメリットはサラリーマンの私にはイメージしづらかった点でした。
次に物件売却の際に税制面でメリットがあります。個人で物件で買った場合は短期譲渡(物件購入後5年以内に売却)だと39.6%も税金がかかりますが、法人の場合はそうした制限はなくなります。売りチャンスを逃さずに上記の①~④を回そうと考えた場合、法人の有無がとても重要なことがわかります。
マインドブロックを破壊してくれること
高い成果を出したふんどし王子の行動力はやはり説得力があります。この本を読むとふんどし王子と、(不動産投資で成功しようと思って本を手にとった)自分自身を否が応でも比較することになります。そして自分自身に問いかけることになります。「 23歳のときの自分に不動産投資を始める胆力があっただろうか?」と。つらい。自分のダメな部分を突きつけられるのつらい。ただ、ふんどし王子は決して飛び道具は使っていません。地道なトライアンドエラーを繰り返しています。この点はとても勇気づけられます。
投資方法が極めてロジカルであることも背中を押してくれます。本の題名にもある通りふんどし王子は高卒製造業のサラリーマンでした。しかも23歳という若さで不動産投資をスタートしています。特に年齢は資金が限られるという点で有利ではなかったはずですが、制約のある状況でどう戦うかを王子は自分の頭で考えて、結果上記の①~④サイクルで状況をひっくり返しています。状況の善し悪しよりも的確な一手を打てているかどうかが重要だとわかります。
こうした事実による説得力は私のマインドブロック(=行動を起こさない言い訳の数々。お金がないとか。時間がないとか。)を粉々に打ち砕いてくれました。
不動産投資で上手くいく人といかない人の特徴がわかること
不動産投資で上手くいく人は目標を明確にして、自分の頭で徹底的に考えて、行動を起こす人です。ふんどし王子はこの点が徹底していて、この本とふんどし王子のブログを読むとそれがよく分かります。 物事を判断するとき、周囲がどう判断しているかは全く関係がなく、あくまで自分の頭で考えたことに従って判断を下しています。ボロ戸建てやアパートのように一見価値がなさそうなものに、金の鉱脈があることに気付けるのはそれが理由だと思います。ふんどし王子はもちろん、成果を出せる方はやはり頭が良いです。
逆に上手くいかない人は目標を明確にせず、自分の頭で全く考えず、行動を起こない人です。つまり私です。ふんどし王子が不動産投資を始めたのと同じ頃に、私も金持ち父さん貧乏父さんを読んでいました。そして「お金持ちになる方法として一理ある」と思ったことを覚えています。たまたまですが貯金もいくらかありました。さらにリーマンショックで不動産価格の暴落が起こります。つまりチャンスが目の前に転がってきたわけです。

でも私は何もしませんでした。チャンスが目の前にあったのに全く気付かなかったからです。それどころか「景気が悪くなったから貯金がなくなったら嫌だ」 「周りの誰も不動産投資なんてやっていない」「なにか怪しい」というような理由をくっつけて、すぐに不動産投資を意識しなくなりました。しかし蓋を開けてみれば、リーマンショックによる不動産価格の大暴落は千載一遇の買いチャンスで、その後の金融緩和(アベノミクス)で不動産価格は上昇した為、何人もの成功大家さんを生み出しました。
問題は私が自分の頭で考えていなかったことです。自分で何も考えていないので、ニュースで流れる情報(不景気だ!就職氷河期だ!賃金カットだ!)をそのまま受け入れて、守りに入っていました。その一方、ふんどし王子はリスクをとって行動したことで大きな成果を得ています。
当時の状況から「ふんどし王子は不動産投資を始めたタイミングが良かった」と言うことは簡単です。ただ、それでも事前に不動産投資について自分で調べて、考えて、失敗しても受け入れるという覚悟をしていなければ、不景気のニュースが流れる中で不動産を買うことはまず出来ません。当時の私自身を振り返ってそう思います。高い成果を出せた人(ふんどし王子)と、出せなかった人(私)の明確な差がここにあります。
ただもし、当時の私が金持ち父さん貧乏父さんの資産形成方法を「一理ある」と思ったその理由は何か、一方で「怪しい」と思ったその理由(不動産投資に潜む罠)は何かを、自分の頭で掘り下げて考えていたとしたら、私は今頃不動産投資で成功した白ブリーフのブリーフ王子になっていたかもしれません。
目標がブレないふんどし王子
最後に、この本を読んだ方もこれから読もうと思われた方も、ふんどし王子のブログの2009年8月22日の投稿をぜひ読んでください。私はハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けました。この8年後の2017年10月31日にふんどし王子は本当に本を出版したからです。
あと将来、自分の本が出版されるように
こんなレポートをまとめたいと思います。ブログでも書いていくので楽しみにしててね。
『高卒製造業が一番金持ち』
第一部
高校卒業と同時に働け
行ける所で一番優良企業に行け
まずは積立預金をしろ
SBI証券で口座を開け
ビジネス本を読め
ナンパで度胸と営業力を磨け
セミナーへ行け
車はほどほどにしとけ
住宅ローンを使え
ギャンブルはほどほどにしとけ
禁煙しろ
第二部
結婚しろ
アパート経営をしろ
本を書け
リタイヤしろ
旅行に行け
好きなことをしろ
子育てしろ
親に感謝しろ
家を建てろ
いい車に乗れ
尊敬される人になれ
地域に貢献しろ
人脈を増やせ引用元:融資確定。- 高卒製造業のワタシが31歳で家賃年収1750万円になった方法!高卒製造業から不動産でお金持ちになる方法!高卒製造業が一番金持ち!32歳でビジネスクラス世界一周旅行達成!
Last updated 2009.08.24 02:48:08
ふんどし王子の本やブログを読むと、高い成果が出るのは当然と感じます。逆に言うとそこまでやっていないなら結果がでないのは当然ということを突きつけられます。 (ブログだけとっても2009年から2019年の今日まで10年間継続しています) 沢山の気付きを得られた本でした。
本以外にもふんどし王子が出ているサウザーさんの白熱教室の不動産投資対談(オーディオブック)、クレイジーマインドポールさんとの不動産投資話(Youtube)も、資本主義と不動産投資の本質を突いたお話を聞くことができるのでおすすめです。